校長室(H30)

校長室(H30)

芸術鑑賞会

 前回は訪問の児童生徒に対する音楽鑑賞会を紹介しましたが,今回は小学部の芸術鑑賞会を紹介します。秋は“食欲の秋”,“芸術の秋”,“読書の秋”など様々な秋を堪能できますが,学校の教育活動ではそれを利用した行事や活動がたくさん組まれています。この芸術鑑賞会もその一つで楽器遊びや歌遊びを通して,音楽の楽しさを思う存分に楽しみました。今回出演していただいたのは,仙台を中心に活動されているあそびうたユニット「あきらちゃんとタンバリンくん」でした。中心メンバーのあきらちゃんは,教員を目指していたということで,間の取り方や子どもへの働き掛け,一緒にいる先生方の動かし方が絶妙で,その場にいると自然に引き込まれていく素晴らしいコンサートでした。小学部段階の子どもたちにとって目で見て耳で聞いて,そして肌で感じるなど五感すべてで音を楽しむ音楽こそが,健やかな成長に欠かせないと考えます。写真の手前には満面の笑顔や元気に体を動かす子どもたちがいるのですが,プライバシー保護で載せることができないのが残念です。毎年行っている行事ですので,乞う御期待ください。

素晴らしかった音楽鑑賞会

 以前のこのコーナー中で,医療型障害児入所施設に入所している生徒(訪問生)の運動会を取り上げましたが,今回は同じ訪問生でも在宅児童生徒の学校行事である音楽鑑賞会を紹介します。在宅訪問生とは,医療的ケアを必要とする児童生徒の中でも,その状況が頻繁であったり,学校の看護師ではケアできない医療行為が制限されていたりして登校ができない児童生徒を指します。そんな子どもたちも教師が自宅を訪問し,週3回2時間程度の学習を行い,月に数回はスクーリングで学校に登校もします。そして,写真にあるような音楽鑑賞会が学校行事として企画され,すてきなピアノ演奏や歌唱に触れて,すてきな時間を過ごしています。当日も地域の方々に音楽の演奏を提供してくださる方の協力で音楽鑑賞会が行われました。体力的に1時間が限界な中,盛りだくさんの内容で演奏や歌唱が行われましたが,児童生徒は素晴らしい音色や歌声にゆったりした時間を過ごし,とても穏やかな表情をしていたのが印象的でした。このような取り組みも子どもたちの生きる力になっているのです。

まだまだ,水泳シーズンです

 写真の建物はなんだかわかりますか。これは,プール棟です。本校のプールは全天候型屋内プールになっており、天候に左右されずに水泳指導ができるようになっています。子どもは水遊びが大好きですが,障害のある子どもたちにとっては、暑さの中での不快感を上手にコントロールする力が弱いために,イライラ感を募らせたり,時にはパニックになってしまったりします。今年のような猛暑の夏は,クーラーのない学校で授業に参加する子どもたちにとっては,大変つらいものだったと思います。そんな中での水泳指導は,子どもたちのとっての憩いの活動となっています。ですので,天候によってプールには入れないことがないよう屋根のついた全天候型の建物になっています。6月下旬から始まった水泳指導は9月いっぱいで終わりになりますが,台風21号が通り過ぎた翌日からは湿度の高い蒸し暑い残暑が続いているので,連日水泳指導が行われ,子どもたちの楽しそうな声が聞こえています。

猛暑の中、学校再開

 

 今年の夏は、全国各地で最高気温が40度を超すなど、猛暑の夏となっています。それに加えて西日本では豪雨による災害があり、例年言われている異常気象が顕著になっているように感じます。そんな中、本校も夏休みが明けて、夏休みの思い出をたくさん持った子供たちが元気に登校してきました。例年であればお盆を過ぎた東北地方は暑さも和らぎ、朝晩は肌寒さを感じたりもするのですが、今年はそんな感じが全然しません。先生方にも熱中症など暑さ対策を十分した中での活動をお願いしたところです。国では公立小中学校すべてにエアコンを設置することを決めたようですので、来年度はエアコンのある環境で授業ができることを期待したいと思いながら、残りの夏の残暑を無事過ごせるよう、子供たちの体調観察や管理を徹底していきたいと思います。

働く力を育てる

 特別支援学校には作業班がある話をしましたが,それは社会自立を目指すことが知的障害児には必要不可欠だからです。なぜならば,彼らのほとんどは高等部を卒業したら18歳で社会に出て働かなければならないからです。ごく希に高等教育機関(大学等)に進む生徒はいますが,企業や福祉施設で働くことが彼らの進路になっています。そのために,学校では様々な教育活動を通して,働く力の育成を目指しているのです。その一つが作業学習です。作業種には農園芸,木工,陶芸,縫製,調理,紙工,清掃など,さまざまありますが,目的の一番目は働く態度と集中力です。スキルの習得は向上するにこしたことはありませんが,職業訓練学校ではないのでそれを第一の目標とはしていません。決められたルールの中できちんとそれを理解して行動できるか,集中と持続力を持って一定時間作業に取り組めるか,そして,報告や相談(質問)が的確にできるかなどを毎日の活動を通して学んでいきます。こうした3年間の積み重ねによって,社会人としての態度が身に付いていきます。特別支援学校の就労率が常に高い(希望する生徒のほぼ全員が一般就労する)こうした学習を通して働く力を育成しているからなのだと思っています。