校長室(H30)

校長だより「大いに盛り上がりました!」

 5月は高等部の体育祭に始まり,小中学部の運動会と季節感たっぷりの行事がどこの学校でも行われています。そのような中で本校では訪問生の体育祭(運動会)が医療型障害児入所施設で行われました。彼らのほとんどは学齢超過者と呼ばれている方々です。1979年(昭和54年)に養護学校が義務教育になる以前、本人および保護者の意思に関わらず、多くの障害児の保護者に対して就学猶予や就学免除の適用がされていました。実際のところは,障害児のための学習環境の整備が遅れていたため、重度の障害児本人および保護者が学校教育を受けることを希望しても、ほとんどの場合で入学が認められなかったのです。しかし,特別支援学校(養護学校)の整備が進み社会状況の変化も伴って,教育を受ける権利や学習権の拡充を図る観点から,過去に就学猶予や就学免除になった事のある学齢超過者に対して、特別支援学校に入学して教育を受けることができるようになりました。そんな彼らの体育祭があり参加してきましたが,大いに盛り上がりを見せていました。普段は刺激の少ない生活を送っている彼らにとって,仲間はもちろん大勢の参加者(担任はもちろん,家族の方々)との関わりは,教育というツールだから与えられることができる貴重な機会です。そこには喜怒哀楽があり,これこそが生きる力の源になっていると思います。