校長室(H27)

校長室(H27)

第2学期始業式 校長式辞

 今日は,第二学期始業式です。本校舎から小学部校舎に向かう道沿いに植えられているいちょうの木の葉は黄色く色づき,ぎんなんの実を落とすようになりました。そのいちょうの葉やぎんなんの実を見ると,大きさもその形も一つ一つが違うことに気が付きます。
 そこで,今日は,相田みつをという人の詩を紹介することにしました。
(詩を掲示)
 みかんも りんごも
 おたがいに くらべっこも
 競争もしないけれど それぞれに
 いのちいっぱいに
 じぶんの 花を咲かせ
 じぶんの実を つける
      みつを

 第二学期の始まりに当たり,私から皆さんに三つのお願いをします。
 一つ目,皆さんと一緒に勉強する光明支援学校の一人一人は,皆さんとは違う個性や良さを持っています。その個性や良さをよく知り,認め,大切にし合って下さい。
 二つ目,皆さん,一人一人の良さに自信が持てるよう,さらに磨きを掛けるよう努力し,自分を大切に生きて下さい。
 最後,三つ目,友達と自分,双方を大切にする学校生活の中で,大きな大きな思い出をたくさん作って下さい。
 
 第二学期も,みんなで力を合わせ,楽しい学校生活を過ごしましょう。

第1学期終業式 校長式辞

 4月8日,9日に行われた始業式,入学式からスタートした平成27年度も穏やかな春が過ぎ,暑さの厳しい夏が過ぎました。昨日,エコー療育園で学ぶ皆さんの終業式に行って来ましたが,エコー療育園を囲む桜の木の葉っぱが,このように(葉っぱの実物を提示)黄色や濃い赤や美しい橙色に色づき始めていました。いつの間にか季節は秋を迎えています。
 こんなに長い光明支援学校の一年間の教育活動(4月8日から3月20日まで,折々の期日の記入された長い帯を提示)も,今日,10月9日,第一学期終業式で『折り返し』(『折り返し』のカード提示)となります。この一学期,様々な教育活動がありました。皆さんは,どんな教育活動が思い出に残っているでしょうか? ここで,校長先生の心に残っている活動,小・中・高の各学部一つずつを紹介しましょう。
 まず,小学部の運動会。一生懸命,本校舎校庭での練習に取り組みましたが,当日は,あいにくの雨。この体育館での実施となりました。私は,小学部の皆さんの徒競走,団体競技,全てのスターターを務めさせていただき,とてもうれしかったです。でも,それ以上にうれしかったのは,その後のアンケートでも,熱心に応援してくださった,たくさんの保護者の皆さんから皆さんの頑張りをほめていただいたこと,とてもとてもうれしかったです。
 中学部も,まず運動会についてですが,来賓の皆さんの多くが帰られてしまい,少ない中での演技となってしまったこと,ちょっと残念でした。でも,今週,行われた持久走にも10人を超えるお母様方が応援に来て下さり,ありがたかったですね。中学部の皆さん,一生懸命に走るし,結構,速く走るのでびっくりしました。裕太先生が負けてしまうのではないかと心配しながら見ました。
 最後に,高等部。高等部の体育祭での団体種目『ハリケーン』も『対抗リレー』もすごい迫力に,地域の方が感嘆の声を上げていました。来年度,山口君,板山君のデットヒートが見られないのが残念です。
 さて,一学期は,今日でおしまい。校長先生の一学期最後の授業として,皆さんに鬼の話をします。
 皆さんは,実際に鬼が居ると思いますか?
 これは,宮城県村田町のみらい館というところにある『鬼の頭』(写真提示)と言われる物の写真です。どうですか? 見たこと,ありましたか? 本物なのでしょうか? こちらは同じくみらい館にある『鬼の手』(写真提示)と言われる物です。 こちらは,どうでしょう?
 あの世には,鬼が居ると言われます。
 私は,小さい頃,よく「うそを言うと,あの世で舌を抜かれる」と言われました。地獄には,人間が生きている間にどのようなことをしたかを見破る様々な道具があります。そのいくつかを紹介します。
これは,『天秤』(写真提示)と言われる物。死んだ人は,こちらの皿に乗せられ,生きていた時に犯した罪の重さを量るものだそうです。他人の家のブロックをいたずらしたり,人に石をぶつけたりしてはいけません。
 これは,『じょうはり鏡(きょう)』と呼ばれる物。その人が,生きている間にした全てのことが写し出されるそうです。人のいやがることをしたりしている人はいませんか?
 この男の人は,『見る目』,こちらの女の人は『かぐ鼻』(二つの写真提示),この二人は,何でも見破る,かぎ分けてしまうそうです。親にうそをついたり,内緒で夜遊びをしたりする人が居ても,この二人には全て,見破られ,かぎ分けられてしまうのです。
 この秋休み,そして,第二学期,さらに充実した勉強に取り組み,やがて,世のため,社会のために働ける素晴らしい光明支援学校生になってください。

五月の風に乗って

空に泳ぐ鯉が、青く高い空に、ひときわ似合う季節になりました。五月の風に乗って泳ぐ鯉は、各家々、あちらこちらの河川敷で子供たちに元気を分けてくれています。新年度スタートし、一か月。本校の子供たちも5月のすがすがしい風を身体いっぱいに浴びながら、元気に校庭を走っています。
保護者の皆様、先週土曜日の学習参観やPTA総会、ご苦労様でした。お子様の学習の様子はいかがだったでしょうか? 学部・学級の懇談では、担任と有意義な情報交換ができたでしょうか?

本題に入る前に今回も言葉遊び。
1 もももすももももものうち
2 ももももももももももまたもももももももももももともももいろいろ
さて、○○さん、このひらがな文、読めるようになったら、報告に来てください。

ところで、高等部、中学部の学級委員を任命しました。今回は、その時に話した『人生に三つの喜びあり』のお話を紹介します。
人生には、「三つの喜び」があるそうです。
一つ、「出来た喜び」。作業学習で、作品が出来た。課題を解決することが出来た、など。
 二つ、「喜ばれる喜び」。学校で仕上げた作品を家に持ち帰ったら、おうちの方が、とっても喜んでくれた。近所のおじいちゃんやおばあちゃんに「おはようございます」と挨拶をしたら、喜ばれた、など。
 三つ、「してもらえる喜び」。挨拶したら、相手も挨拶をしてくれた。雨の降る日に傘をさしてくれた、など。「してもらえる」と嬉しいものですね。
 学級委員さんを中心に、「三つの喜び」がたくさん味わえる学級になるといいですね。皆さん、挨拶の飛び交う、元気な明るい学級を作ってください。

(回答:1 桃もスモモも、桃のうち 2 桃ももも、腿ももも、百ももも、桃桃百と、ももも色々)


空の鯉 
  金 子 みすず

お池の鯉よ、なぜ跳ねる。

あの青空を泳いでる、
大きな鯉になりたいか。

大きな鯉は、今日ばかり、
明日はおろして、しまわれる。

はかない事をのぞむより、
跳ねて、あがって、ふりかえれ。

おまえの池の水底に、
あれはお空のうろこ雲。

お前も雲の上をゆく、
空の鯉だよ、しらないか。

PTA総会に当たり

先週木曜日、金曜日が見頃だったでしょうか。桜花爛漫、多くの学級で子供たちと教員が校庭でキャッチボールや女子会? で憩いの時間を過ごしていました。
ところで、先週、高等部の生徒が担任と私を訪ねて来ました。担任教師の補足説明によると、『校長つれづれの記』の愛読者だそうです。「次の発行はいつですか?」とのこと。彼の要望に応え、五月の連休頃の発行予定を早め、PTA総会に併せての発行としました。

まずは、愛読者の彼向け、言葉遊びから。
さて、次の平仮名文をうまく読めますか?
1 うらにわにはにわにわにはにわにわとりがいる
2 はははははははのははははははとわらう(※漢字混じり文は、最終行に)

さて、明日のPTA総会に向け、まず、子育てのヒントとして、新井邦二郎氏(東京成徳大学教授・心理学研究課長)の話を紹介します。
少子化や親の家事労働の減少などの時代背景を受けて、子供に「関心・かかわり」を持ち過ぎる家庭・親が増えてきたことが指摘されて久しい。子供だけが「生きがい」のようになっている親、「口うるさい現場監督」のようになっている親。こうした家庭に育つ子供に、次のような傾向が強まっている。
①何でも思い通りにしたい
「何でも思い通りになる経験」ばかりで育った子供は、「思い通りになる家庭」に執着し、「思い通りにならない子供集団や学校」を回避、拒否する。
②生きる力が弱くて依存的である
何でも親にしてもらうことに慣れている子供は、人の支援がないと生きていけない。してあげることよりも、何かしてもらうことを常に期待する。
③楽を求める傾向が強くなっている
「面倒なこと」「地道な努力」を嫌がる傾向が強まっている。(以下略)
親としては、“育てたように子は育つ”ことを肝に銘じておきたいものです。
PTAとは、「児童生徒の親と学校の教師が協力して教育効果の向上を図ることを目的とする組織」「学校や家庭、地域での健全な育成について学習し合う保護者と教職員の団体」です。今年度も、共に学び合い、共に考え、教育効果を高める活動を推進してまいりましょう。

(※1 裏庭には二羽、庭には二羽、鶏がいる 2 母は「はは」、母の母は「ははは」と笑う)。

春の訪れ

春の訪れとともに何やらにぎやかな芽吹きの声が聞こえてきます。フキノトウ、コゴミ、スイセン、いえいえ本校校庭の桜の花でさえも、新しい年度の始まり、元気な子供たちの登校を待ちかねているかのようです。小学部校舎玄関前では、ウグイスが上手に「ホー、ホケキョ」と呼びかけています。
光明支援学校にも本日、新たな春が訪れました。
新しく高等部生徒62名と42名の教職員を迎えました。明日には、ピカピカに輝く小学部児童14名、中学部生徒28名の入学式が行われます。
新しい春に相応しい詩を一編、紹介します。

四月   金子 みすず 
新しい御本  新しい鞄に
新しい葉っぱ  新しい枝に
新しいお日様  新しい空に
新しい四月 うれしい四月

「新しい本で〇〇の勉強するんだよ」、「誰々と一緒の学級だよ」、「今年は、〇〇先生。どんな先生かな?」
新しい4月、嬉しい4月の始まりです。期待と希望。そして、ちょっぴりの不安を胸に、全校児童生徒315名が新たなスタートを切ります。
スタートに当たり、第1回職員会議で、私から教職員に「挨拶、笑顔、親切、社会のルールなど大切なことが、楽しく学べる学校にしていきましょう」と、語りました。また、「この子らに光明を」・「この子らを光明に」等の教育理念や「学部間の系統性と一貫性を持たせた学習指導の充実を図る」など、本年度の努力事項も確認しました。
今年度も、「大好き子供」、「吟味した教材研究、授業づくり」、「醸し出す人間性」=「大吟醸」をキャッチコピーに、「とげとげ」言葉を無くし、「ふわふわ言葉」で子供たち、保護者、地域の皆様をお迎えできるよう努めます。
子供たち一人一人の個性ある成長を支援し、保護者の皆様の熱い思いを実現していくため、教職員一同、心を一つにして支援と指導に努めて参ります。
本年度も,保護者,地域の皆様の厚いご支援とご協力をよろしくお願い致します。