校長室(H30)

2018年5月の記事一覧

校長だより「大いに盛り上がりました!」

 5月は高等部の体育祭に始まり,小中学部の運動会と季節感たっぷりの行事がどこの学校でも行われています。そのような中で本校では訪問生の体育祭(運動会)が医療型障害児入所施設で行われました。彼らのほとんどは学齢超過者と呼ばれている方々です。1979年(昭和54年)に養護学校が義務教育になる以前、本人および保護者の意思に関わらず、多くの障害児の保護者に対して就学猶予や就学免除の適用がされていました。実際のところは,障害児のための学習環境の整備が遅れていたため、重度の障害児本人および保護者が学校教育を受けることを希望しても、ほとんどの場合で入学が認められなかったのです。しかし,特別支援学校(養護学校)の整備が進み社会状況の変化も伴って,教育を受ける権利や学習権の拡充を図る観点から,過去に就学猶予や就学免除になった事のある学齢超過者に対して、特別支援学校に入学して教育を受けることができるようになりました。そんな彼らの体育祭があり参加してきましたが,大いに盛り上がりを見せていました。普段は刺激の少ない生活を送っている彼らにとって,仲間はもちろん大勢の参加者(担任はもちろん,家族の方々)との関わりは,教育というツールだから与えられることができる貴重な機会です。そこには喜怒哀楽があり,これこそが生きる力の源になっていると思います。

校長だより「生きがい探し」

 先日,障害者スポーツ大会(卓球)に出場した生徒を応援するために,会場に出かけた。到着したのが少し遅れてしまい,多くに生徒の予選がすでに終わってしまっていたが,予選を突破した何人かの生徒の応援をすることができた。障害者スポーツ大会には,この卓球の他にボウリング,陸上,フライングディスク,水泳,そして球技(サッカーやバスケットボール)がある。出場する生徒は,学校に部活があってコンスタントに練習している者,この大会のために学校で集中的に練習する者,また,放課後にサークル等に参加している者,など様々である。当然練習量に差があるわけで勝敗もそれに左右されるが,生徒一人一人の真剣さは皆ピカイチである。残念ながら,本校の生徒はベスト8に進出したのが最高だったが,成績よりも全力を出し切ったすべての生徒をたたえたいと思う。彼らは全員高等部の生徒で直に社会へ巣立っていくわけだが,社会人となったときにスポーツであれ趣味であれ,仕事以外で関われる活動があることが社会生活を続けていく手立てとなると考える。これからも自分の生きがい探しのための活動をたくさんしてほしい。学校はその手伝いをするところでもある。

校長だより「五月晴れに思う」

 風薫る5月,五月晴れ,など季候のよい言葉でたとえられる5月ですが,大型連休が終わったとたんに“4月上旬並み”だとか“3月下旬のような”という報道がされるほど肌寒い天気が続いています。そんな中でも本校と小学部校舎を結ぶ歩道にあるツツジ並木(?)の花は満開に咲き誇り,また,学校では,高等部の体育祭や小中学部の運動会が行われ5月を実感できます。学校というところは,気候に関係なく季節に応じた行事が粛々と行われていて,だからこそ子どもたちはその生活を当たり前ととらえて,その経験を積み重ねながら着実に成長していくのだと思います。

校長 あいさつ

 皆さん,はじめまして。校長の田野崎健と申します。今年の4月に着任しました。
 今年の東北の春は,例年に比べて早足でやってきたので,桜が満開の中で入学式を行うことができました。小学部12名,中学部24名,高等部49名の児童生徒を加えた総勢299名が通う学校の校長として,「児童生徒一人一人が大切にされる学校」「保護者や地域から信頼される学校」「安心安全な学校」を目指して,「仲間」「思いやり」「感謝」「謙虚さ」,そして「粛々と」をモットーに学校づくりに努めてまいります。
 今後とも変わらぬご支援をよろしくお願いします。