校長室(H30)

校長室(H30)

お正月気分を満喫

 以前は学校行事の節目は,1学期,2学期,3学期という3学期制がほとんどでしたが,今は10月を区切りとした前期と後期の2学期制を取り入れている学校が多く見られます。本校も2学期制となっていて,3学期制であれば夏休み前後や冬休み前後にある終業式と始業式が学校集会等になっています。ですから子どもたちに話す冒頭の言葉も「1学期に頑張ったこと」とか「2学期に向けて頑張ること」といった慣用句的なものが使えない,ちょっとした窮屈さがあります。
 前振りが長くなりましたが,学校は冬休みが終わって授業が再開されているのですが(ここの書き出しも,3学期制であれば「3学期が始まり」となりますよね),いろいろお正月気分を満喫する活動がありました。学校の活動としてメジャーなものは「書初め」ですが,これはどの学級でも行われていて,今は教室や校舎の壁に個性あふれる書が飾られていますが,そんな中で面白い活動があったので紹介します。まずは,福笑いです。良くお正月番組の中で行われていたりしますが,家庭でほとんど行われることはないので,ルール説明をしてから始めることになりますが,大いに盛り上がる活動です。また,このような活動は知的障害のある子どもたちにとっては,ボディーイメージを養う上で有効でもあります。次は茶道体験です。茶道を嗜む教員の指導で厳粛な雰囲気の中で抹茶をいただく所作を体験しました。日本の文化に触れる素晴らしい活動だと思います。最後は新年会です。お正月気分満載の飾り付けで歌ったり踊ったりして新年を迎えたことを楽しんでいました。経験の幅が小さい障害児にとってはどれも貴重な体験となったと思います。

明けましておめでとうございます

 2019年を迎え,今年は現天皇陛下が退位し,新天皇陛下の元で新元号として新しい時代がスタートする我が国にとっては大きな節目となる年になります。来年には東京オリンピックも控えており,日本国中が大いに盛り上がるのではないかと期待しています。
 新年最初に取り上げたのは給食です。写真は今年初めての給食で,ごはん,雑煮風ひきな汁,さばのみそ煮,五目豆,新年お祝いだいだいムースのメニューとなっています。(※写真上部は重度重複の児童生徒が食する特別食(ペースト状に再調理されたもの。)もうお正月は終わりましたが,季節感を味わってほしいという栄養教諭の願いが込められています。また,今月は学校給食週間があり,献立には各学部の児童生徒から出されたリクエストに応える企画も予定されています。寒くなるこれからの季節,しっかり栄養をとって元気に過ごしてもらいたいと思います。

年の瀬

 今年も残すところわずかとなり,学校では冬休み前の学部集会が行われています。

 本校では2期制をとっているので,“2学期の学習のまとめ”という形での発表はありませんが,夏休みから冬休みまでの学習の中で頑張ったことを,代表となった子どもたちはみんなの前で堂々と発表してくれています。緊張して始まる前には落ち着かない様子ですが,発表し終わったときの晴れ晴れとした顔から達成感が感じられて,とてもすてきでした。このような経験の積み重ねを通して,自己有用感や自己肯定感が育まれていくのだと思います。

 写真は以前にも紹介した本校の庭にある埴輪たちです。今月はサンタの衣装に身を包み,季節感を子どもたちに伝えてくれています。多くの行事が目白押しだった2学期(?)を終了して,クリスマスやお正月の待つ冬休みを迎えます。埴輪サンタはこんな学校の年の瀬を静かに見守ってくれているようです。

 

作業製品発表会

 先月の11/22に高等部の作業学習で作った製品の発表会及び販売会が行われました。本校には大きく分けると単一障害の生徒が取り組む6つの作業種と重複障害の生徒が取り組む1つの作業種の計7つの作業種があります。それぞれは工房あぐり(農耕班),工房からんころん(手芸),工房てらこった(陶芸),工房ぱぴえ(紙工),工房ぴっころ(製菓),工房ぴのきお(木工)とすぴか(紙工)(※重複障害生徒の作業班)とユニークに命名されています。それぞれの作業種は生徒の能力に応じてさらに二つに分けられており,生徒の持っている力が最大限に発揮されるような工夫や補助具によって,素晴らしい製品が作られています。このようにしてできあがった製品の発表と販売は,高等部の一大行事として体育館を会場に催されているのが,表題にある「作業製品発表会」です。当日の会場には,それはクオリティーの高い製品ばかりが並んでおり,保護者が開場時間前から入り口に長蛇の列で並ぶほどです。
 このようにお客様に買っていいただける物を作る経験は,丁寧・緻密な仕事の仕方,集中力の養成,人とのコミュニケーションを養う,自己肯定感の醸成など,社会で暮らすための力を養う意味でとても有意義な学習だと考えています。

芸術の秋

 写真にあるプログラムは,本校PTA主催の秋祭りのステージ発表の看板です。地域の方々の和太鼓や近隣短大のよさこい,様々な市民団体の方々の演奏など,とてもアットホーム的なステージ発表となっています。

 このステージ発表以外にも多くの障害者施設の方に出展していただき,パンや総菜,小物の販売があり,軽食を提供してくれる施設もあります。また,PTA有志の方による焼きそばもあり,とても盛り上がる催し物となっています。

 PTA主催の行事ですが,保護者の方が主体となって計画から実行まで進めています。我々も当日(土曜日)は手伝いをしますが,保護者の方々の本校地域の方にPRしようとするこの秋祭りに,本当に感謝しています。今年度初めて参加した私は,うれしさのあまり出展してくださった施設の製品や食材をたくさん買いすぎて,財布がすかすかになってしまいました。それくらい,パワーのある秋祭りだったと言うことでしょうね。来年も楽しみです。 

運動の秋

 このポスターは,高等部のマラソン大会のお知らせです。知的障害教育の特別支援学校は,高等部卒業後の社会(職業)生活をしっかりと送ることができる力として“体力”を重要と考えています。長い年月を働き続ける体力,欠勤することのない体力,そして,一日を集中して働く体力があることで豊かな生活を送ることが可能になると思います。そこで,中学部や高等部では朝の時間を利用して校庭を走る体力作りを行っています。その成果の一環として行われているのが,冒頭で紹介したマラソン大会です。それぞれの体力に合わせた距離と時間を設定し,決して順位を競うものではありません。自分の目標に向かって走りきることが大切です。このポスターは第2回マラソン大会の案内ですので,前回(春)に第1回が開催されています。その時より距離であったり時間であったりが上回っていれば大変素晴らしいことですが,その時よりも劣っていたとしてもやりきることが大切で,その達成感がこれからのいろいろな取り組みに生かされると考えます。

 知的障害教育の特別支援学校では,このように様々な学習活動が行われていて,将来の社会生活に必要とされる力の育成に努めています。

 

芸術鑑賞会

 前回は訪問の児童生徒に対する音楽鑑賞会を紹介しましたが,今回は小学部の芸術鑑賞会を紹介します。秋は“食欲の秋”,“芸術の秋”,“読書の秋”など様々な秋を堪能できますが,学校の教育活動ではそれを利用した行事や活動がたくさん組まれています。この芸術鑑賞会もその一つで楽器遊びや歌遊びを通して,音楽の楽しさを思う存分に楽しみました。今回出演していただいたのは,仙台を中心に活動されているあそびうたユニット「あきらちゃんとタンバリンくん」でした。中心メンバーのあきらちゃんは,教員を目指していたということで,間の取り方や子どもへの働き掛け,一緒にいる先生方の動かし方が絶妙で,その場にいると自然に引き込まれていく素晴らしいコンサートでした。小学部段階の子どもたちにとって目で見て耳で聞いて,そして肌で感じるなど五感すべてで音を楽しむ音楽こそが,健やかな成長に欠かせないと考えます。写真の手前には満面の笑顔や元気に体を動かす子どもたちがいるのですが,プライバシー保護で載せることができないのが残念です。毎年行っている行事ですので,乞う御期待ください。

素晴らしかった音楽鑑賞会

 以前のこのコーナー中で,医療型障害児入所施設に入所している生徒(訪問生)の運動会を取り上げましたが,今回は同じ訪問生でも在宅児童生徒の学校行事である音楽鑑賞会を紹介します。在宅訪問生とは,医療的ケアを必要とする児童生徒の中でも,その状況が頻繁であったり,学校の看護師ではケアできない医療行為が制限されていたりして登校ができない児童生徒を指します。そんな子どもたちも教師が自宅を訪問し,週3回2時間程度の学習を行い,月に数回はスクーリングで学校に登校もします。そして,写真にあるような音楽鑑賞会が学校行事として企画され,すてきなピアノ演奏や歌唱に触れて,すてきな時間を過ごしています。当日も地域の方々に音楽の演奏を提供してくださる方の協力で音楽鑑賞会が行われました。体力的に1時間が限界な中,盛りだくさんの内容で演奏や歌唱が行われましたが,児童生徒は素晴らしい音色や歌声にゆったりした時間を過ごし,とても穏やかな表情をしていたのが印象的でした。このような取り組みも子どもたちの生きる力になっているのです。

まだまだ,水泳シーズンです

 写真の建物はなんだかわかりますか。これは,プール棟です。本校のプールは全天候型屋内プールになっており、天候に左右されずに水泳指導ができるようになっています。子どもは水遊びが大好きですが,障害のある子どもたちにとっては、暑さの中での不快感を上手にコントロールする力が弱いために,イライラ感を募らせたり,時にはパニックになってしまったりします。今年のような猛暑の夏は,クーラーのない学校で授業に参加する子どもたちにとっては,大変つらいものだったと思います。そんな中での水泳指導は,子どもたちのとっての憩いの活動となっています。ですので,天候によってプールには入れないことがないよう屋根のついた全天候型の建物になっています。6月下旬から始まった水泳指導は9月いっぱいで終わりになりますが,台風21号が通り過ぎた翌日からは湿度の高い蒸し暑い残暑が続いているので,連日水泳指導が行われ,子どもたちの楽しそうな声が聞こえています。

猛暑の中、学校再開

 

 今年の夏は、全国各地で最高気温が40度を超すなど、猛暑の夏となっています。それに加えて西日本では豪雨による災害があり、例年言われている異常気象が顕著になっているように感じます。そんな中、本校も夏休みが明けて、夏休みの思い出をたくさん持った子供たちが元気に登校してきました。例年であればお盆を過ぎた東北地方は暑さも和らぎ、朝晩は肌寒さを感じたりもするのですが、今年はそんな感じが全然しません。先生方にも熱中症など暑さ対策を十分した中での活動をお願いしたところです。国では公立小中学校すべてにエアコンを設置することを決めたようですので、来年度はエアコンのある環境で授業ができることを期待したいと思いながら、残りの夏の残暑を無事過ごせるよう、子供たちの体調観察や管理を徹底していきたいと思います。