校長室(H30)

2018年6月の記事一覧

本校の給食

 写真は,本校の給食です。この日のメニューは,パンプキンパン,コンソメスープ,ハムチーズフライ,コールスローサラダ,キウイフルーツです。一週間をご飯の日,麺類の日,パンの日に分けて,栄養教諭が子どのたちの嗜好に合わせた献立を考えてくれています。カロリーは,小学部で500~600Kcalで,中・高等部が700~800Kcalあり,おなかを満たすには十分だと思います。
 さて,写真にある通常メニューの上に小皿に分けられたものがありますが,なんだか分かりますか。これは,重度重複障害の児童生徒のための特別食(ペースト状になったもの)です。重度重複障害の児童生徒は咀嚼力や嚥下の力が弱いため,通常の形状では食事をすることができません。そのため,写真のように給食室でペースト状に下ごしらえをして提供するのです。児童生徒の実態に応じて,パン,フライ,サラダ,スープの具をきめ細かいペーストからやや荒いペーストまで個別に用意します。手間のかかる作業ですが,調理員が丁寧に用意してくれるおかげで,児童生徒は毎日おいしい給食を食べることができます。本校は,教師以外の様々な人たちに支えられて教育活動が行われています。
 余談ですが,私も検食では必ずこの特別食を食べています。はじめの頃は,ペースト状のためにためらいを感じましたが,味は基のメニューと同じですのでおいしいので,食べるのが楽しみになっています。

石碑に刻まれた言葉

 学校の昇降口前のピロティーに大きな石碑があります。その黒い石には次のような言葉が刻まれています。「愛あらば子は皆いとし 健やかに育て たくましく生きよ」誰が言った言葉なのか石碑には記載がなく,学校の周年記念誌等を調べて見ましたが分かりませんでした。ただ,読み返すたびに愛情の深さがしみてくるのです。障害のある子どもたちの子育ては,当事者でないと分からないたくさんの苦労があります。多くの母親が子育てに疲れて間違った考えを巡らせてしまったり,自分を責めて心を病んでしまったりしている様を耳にするたびに,身近で接している教師は,少しでも母親の気持ちにより添い,何かできることはないかと心情を察しながら,言葉を選びながら関わろうと思慮するものです。この言葉はそんなときに思い浮かんだ言葉のような気がします。「愛があれがどんな子どももみんな愛おしいもの。だから,子ども自身が持つ健やかに育つ力やたくましく生きる力という成長をを信じなさい。」と母親を励ましてくれているように思います。自然な形で母親にこんな言葉をかけられる教師でありたいと思います。

校長だより「二つの校舎」

 

 二つの写真を見てください。一つは虹の模様がタイル張りされた建物,もう一方は六角形のトンガリ屋根がある建物,どちらの光明支援学校です。最初の写真は本校舎と呼ばれている中学部と高等部,そして,小学部の重複障害の児童が学んでいる校舎で,後の写真は小学部の単一障害(知的障害)の児童が学んでいる校舎です。それぞれお互いの校舎から移したものですが,距離にして500m,歩いて約7分かかります。校舎が二つに分かれているのは,児童生徒数の増加にともなうものですが,本校舎を増改築するのではなく,これまであった既存の教育施設の移転に伴って空きとなった建物を小学部校舎として改築して利用したためです。私はこの二つの校舎を行き来して,登校の出迎えや下校の見送り,授業や給食の様子を参観をしています。近くて遠いこの距離ですが,子どもたちの元気や姿や笑顔を見るのが楽しみで頑張っています。歩いて移動できる距離とはいえ,校外に出て公道を歩くのは危険が伴うこともあり,小学部が本校舎に移動する(体育館やプールの利用など)ときは学校のバスを利用しているなど,教育活動に不自由さがありますが,先生方はそんな環境をポジティブにとらえて子どもたちが達成感を味わえる活動を想像してくれています。

校長だより「元気いっぱい!」

 5月は,高等部と小中学部がそれぞれに運動会が行われました。どちらの好天に恵まれて,思いっきり走ったり,体を動かしたりしました。本校は,知的障害に加えて肢体不自由を併せ持った児童生徒も在籍しているので,それぞれの障害に合わせて競技が行えるよう先生方の工夫があるので,精一杯の力を出している姿が感動的です。一人一人の持てる力を出し切る達成感が成長につながるこのような行事は大切です。