校長室

校長室(R2)

卒業式

 3月に入り学校は卒業式を迎えます。特別支援学校には小学生が通う小学部,中学生が通う中学部,そして高校生が通う高等部の3学部のある学校がほとんどです。本校もその特別支援学校の一つですので,卒業式も3回行われます。さらに本校には訪問指導があり,地域にある病院併設の施設に入所している生徒たちがいます。例年は彼らも本校に来て卒業式に参加するのですが,今年はコロナ禍のために病院の外には出られないため,病院内で卒業式を行います。つまり,令和2年度の卒業式は4回行われることになります。子どもたちの生活年齢や知的レベルに合わせたそれぞれの式辞を用意するのは大変ですが,各区学部の様子を改めて思い起こさせてくれる貴重な機会でもあり,書き終えた後の充実感は格別なものがあります。さあ,今年も子どもたちにしっかり伝わる式辞にしよう。

 

 

 

 

 

 

 

冬に自然を体験・経験・岩手県

 このキャッチフレーズはなんだか分かりますか?

 これは,高等部の修学旅行で掲げたスローガンです。このスローガンにそって生徒たちは岩手県の冬の自然や文化,生活の仕方などの事前学習を進めて修学旅行に出かけました。

 修学旅行の話題がこの時期になっているのは,もうお分かりかと思いますがコロナによって当初予定していた9月から変更になったためです。時期だけではなく場所も関西方面をキャンセルして感染状況の比較的落ち着いている東北に変更しました。学部の行事の関係で時期が冬になってしないましたが,冬ならではの体験・経験も生徒にとっては貴重な学習に機会となったと考えています。

 今年はコロナによって学校行事や教育活動は様々な制約を余儀なくされました。学校現場は行事の中止や延期,学習活動の組み替えを行いながら乗り切ってきました。児童生徒や保護者にはたくさんの心配や不安をかけてしまいましたが,大きな混乱がなくここまで来ることができたことに安堵しています。

 ということで,時期や場所を大きく変更した高等部の修学旅行は,これまでとは違うねらいで実施しましたが,これも良き思い出になってくれると信じています。

学校給食週間

 今年も学校給食週間に合わせて各学部からリクエストを募った献立がメニュー表に並びました。スパゲティや丼物など子供たちが好みそうなものばかりです。ご存じの通り給食は子供たちの成長に欠かせない栄養を,バランス良く摂取できるように栄養教諭が献立を作成するわけですが,彩りや楽しみがなければ楽しい食事,おいしい食事になりません。このようなリクエストメニューは子供たちの給食に対する期待感を高め,食事を一層楽しいものにしてくれると思います。私自身も毎日の検食を楽しみにしている一人です。他にもこの学校給食週間のメニューでは,給食の歴史献立や郷土料理,宮城の食材献立に旬の食材献立など工夫を凝らしたメニューが用意されていて,子供たちにわくわく感を持たせています。

冬が来た(つれずれなるままに)

 日本列島をこの冬最大の寒気が覆い,仙台も一面が銀世界となりました。学校のマスコット埴輪はサンタの衣装を身にまとってクリスマスバージョンとなっていますが,雪を被ってよく分かりません。未だコロナは収まらず,第3波に襲われて年末年始のgo toトラベルも一時停止になりました。何かと暗い話題ばかりが先行して1年を終わろうとしているわけですが,学校行事を振り返るとコロナ禍にあって学校全体や学部全部での活動,外部との交流活動は控えたものの,修学旅行は訪問地の変更はあったものの無事終了できましたし,学習発表会も学部を分散して開催した中で子どもたちはとても素晴らしい発表をしてくれました。世の中が落ち着かない中でも子どもたちは落ち着いて学習に取り組み,大きな事故もありませんでした。コロナに振り回されながらも的確な衛生管理と工夫した学習活動が日々粛々と進められた様子を見てきて,先生方の力量の高さをあらためて実感することとなりました。これから年が明けてワクチン接種が進んでいくことになるのでしょうが,まだまだ気を抜かずにコロナ禍の経験を生かした教育活動を進めていきたいと思っています。

芸術の秋

 学校では秋は文化祭や体育祭など芸術関係の行事が行われますが,本校でも小中学部で学習発表会が,高等部ではマラソン大会が行われました。今年はコロナ禍での学習発表会ということで小学部と中学部の開催日をわけて平日とし,保護者の参観人数を制限したり,学年の発表毎に総入れ替え制にしたりと衛生環境体制を整えて行いました。各発表は30人前後の保護者のみの参観という非常に落ち着いた雰囲気になり,騒々しさを苦手とする子どもたちがこれまでに無い落ち着きを見せていたのがとても印象的でした。これまではできるだけ多くの方々に見ていただくために土曜日開催で,小中学部同日に大々的に行っていたため,会場は一日中人であふれかえり,騒がしい雰囲気でした。そのため子どもたちも先生方も発表後には疲れがどっと出ていましたが,今回はみんな充実感をいっぱいに漂わせていました。コロナ禍で行った開催の工夫を通して,特別支援学校の学習発表会のあり方を問い直すきっかけになったと思っています。また,高等部では毎朝に取り組んでいるマラソンの成果を発表する場として,各学年がマラソン大会を行いました。各生徒が自分の力に応じた距離を自分のペースで走りきり,達成感があふれていました。これから東北は寒い冬に向かっていきますが,秋の穏やかな日に様々な芸術に触れる学習活動が行われ,また子どもたちからたくさんの感動をもらうことができました。